●SEINAN Woman of the Year 2025

7代目西南ウーマンは田中美穂さん(17期・文学部外国語学科英語専攻卒)~カクワカ広島(核政策を知りたい広島若者有権者の会)共同代表~

2024年末、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)はノーベル平和賞を受賞。発表に喜ぶ被団協のニュース映像は記憶に新しいところです。一方で、戦争被爆国である日本は、核兵器禁止条約を未だ批准していません。戦後80年を迎え、被爆者及び関係者の高齢化が進む中で、問題意識を持った若者とともに活動に取り組んでいるのが「カクワカ広島」共同代表の田中美穂さんです。カクワカ広島は、「核兵器をなくすため、私たち一人ひとりにできること」を模索する若い世代によって立ち上がったグループで、その活動はさまざまなメディアにも取り上げられ、核兵器廃絶を広く発信し続けています。今年3月、ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約第3回締約国会議のサイドイベントでは、田中さん自身が英語で「核兵器廃絶は単に武器を捨てることではなく、戦争や抑圧を引き起こすシステムの解体です」と力強くスピーチし、被爆地・広島の若者の発言として大きな注目を集めました。締約国会議の前には、広島県選出の国会議員に対し、同会議への日本のオブザーバー参加などについてインタビューし、その内容を「カクワカ広島」のSNSなどで発信。そのほかにも、イベントの開催、全国各地での講演、メディア出演や執筆を通じて、核兵器の問題を「自分ごと」として捉える機会を多くの人々に届けています。

田中さんが核廃絶に関心を持つきっかけは、広島で被爆した反核運動家で、2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の主要メンバーでもあるサーロー節子さんの「平和を祈っているだけでは何も変わらない、一人ひとりが具体的に行動を」という言葉だったそうです。核廃絶という地球規模の課題にコミットし、その活動を引っ張っている田中さんを顕彰し、核兵器の廃絶と世界平和に向けた行動を一緒に考えましょう。

※SEINAN Woman of the Year(西南ウーマン)2025祝賀式は2025年11月8日(土)12時より西南学院百年館で開催します。