●SEINAN Woman of the Year 2025

田中美穂さん(17期・文学部外国語学科英語専攻)~カクワカ広島(核政策を知りたい広島若者有権者の会)共同代表~

1994年、北九州市生まれ。大学在学中、アメリカ・サウスカロライナ州ファーマン大学に留学。2017年卒業後、就職で広島市に在住。仕事の傍ら、核問題に関心を持ち核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲氏や被爆者であり反核運動家のサーロー節子氏と出会い、“自分ごと”として活動をしていくことを決意する。2019年に若者10名で「核政策を知りたい広島若者有権者の会」(カクワカ広島)を立ち上げ、共同代表に就任。サーロー氏の「平和を祈っているだけでは何も変わらない。一人ひとりが具体的に行動を」という言葉は会の原点。核政策について国会議員との意見交換やSNSなどでの情報発信のほか、定期的にイベントを開催している。2024年の日本被団協ノーベル平和賞受賞はお祝いで終わらせず、さらに活動を盛り上げていくと決意を新たにしている。今年3月、ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約第3回締約国会議のサイドイベントでは「核兵器廃絶は単に武器を捨てることではなく、戦争や抑圧を引き起こすシステムの解体です」と田中さん自らがスピーチし、被爆地ヒロシマの若者の発言として注目を集めた。

SEINAN Woman of the Year(西南ウーマン)2025 記念式典・祝賀式は
2025年11月8日(土)12時より西南学院百年館で開催します。