ゆり花壇の活動

西南学院女子同窓会(西南ゆりの会)では、大学博物館前(ドージャー記念館)の花壇に季節ごとにきれいな花を咲かせる活動をしてまいりました。


西南学院が創立100周年を迎えた2016年5月。大学博物館前(大学東キャンパス)にある西南学院大学女子同窓会(西南ゆりの会)の「ゆり花壇」に、真っ白いユリの花が咲き誇りました。ユリの花は通常7月から8月にかけて咲きます。創立100周年を真っ白なユリの花でお祝いするため2カ月早く花を咲かせるという、女子同窓会の「ゆり満開プロジェクト」は多くの方々の支援があって実現したのです。

西南学院大学女子同窓会の「ゆり花壇物語」「ゆり満開プロジェクト」成功の陰に多くの支援

ゆり花壇は2005年、西南ゆりの会の発足20周年を記念して整備を始めたもので、毎夏、真っ白な花で地域の方々も含め私たちを楽しませてくれています。しかし、2カ月も早く咲かせることは素人の私たちでは困難です。
そこで専門家の話を聞こうと福岡市植物園「緑の相談所」を訪ねたのは2014年夏でした。緑の相談員の小代文明さんは「100周年ですか、それはぜひ満開でお祝いしたいですね」と支援を快諾してくださいました。
とは言っても、気象が大きく影響するため本番1年前の2015年5月は満開の時期が少しずれ込みました。いよいよ、失敗が許されない2016年。小代さん と緑の相談所・ゆりアドバイザーの高杢義邦さん、実際にユリを球根から育てた福岡市西区北崎の㈲波正の波左間正幸さんという強力なスクラムで、100周年を満開の 真っ白なユリの花でお祝いすることができました。

専門家とはいえ3人にとって一番のご苦労は、花を咲かせる日が決められていることだったそうです。球根を冷蔵庫で冷温貯蔵したり、気温に応じてハウスに出し入れしたり、また前年の経験をもとに土を変えたりなどと、試行錯誤の連続だったそうです。

当会発足20周年記念事業として2005年から取り組んできた、ゆり花壇の整備は、2016年8月31日をもって終了いたしました。

 

レンガ造りの大学博物館を背景に真っ白花が咲き誇る風景は、学院関係者だけでなく同窓生、地域の方々など方など多くのみなさまに親しまれ、私たちにとっても大きな喜びでした。

 

小代さん、高杢さん、波左間さん、本当にありがとうございました。そして花壇の整備や草取りを手伝ってくださった多くの方々、皆さんの思いが結集した「ゆり満開プロジェクト」でした。感謝申し上げます。

(西南学院大学女子同窓会副会長 日高恵美子)