1960年、福岡市生まれ。1983年3月、西南学院大学文学部卒業。同年11月、同大学院英文学専攻中退。
朝日新聞、毎日新聞の記者を経て2006年からフリーに。2010年からは石垣島に移住。
歌人として短歌結社「かりん」に所属し、歌集は各種の賞を受賞しています。評論「与謝野晶子」では、これまで顧みられなかったワーキングマザーとしての与謝野晶子に焦点を当て、彼女を活写した優れた論評で「平塚らいてふ賞」を受賞して評論家としても注目を浴びた。エッセイストとしても「子育てをうたう」(子どもを詠んだ短歌を紹介したエッセー集)「少年少女のための文学全集があったころ」(有名な児童文学の内容を子ども時代の思い出や経験を踏まえて紹介したもの)など読んで楽しく心温まる作品を発表しています。また、「まつむらゆりこ」の名義で科学関係の児童書の翻訳をも手掛けています。
2018年から2年間NHK番組「短歌」で講師を務め、新聞のコラム執筆、講演活動、オンライン短歌講座の開講など多方面で活躍、2022年には「ジャーナリスト与謝野晶子」を執筆し、恋愛歌人という晶子のイメージを覆し民主主義を希求し続けた姿に迫り、日本歌人クラブ評論賞を受賞しています。
【表彰歴など】
1994年 「白木連の卵」 第37回短歌研究新人賞受賞
2005年 「島女」 第7回現代短歌新人賞受賞
2009年 「遠き鯨影」 第45回短歌研究賞受賞
「与謝野晶子」 第5回平塚らいてう賞受賞
2010年 「31文字のなかの科学」第10回科学ジャーナリスト賞受賞
2011年 「大女伝説」 第7回葛原妙子賞受賞
2019年 「光のアラベスク」第24回若山牧水賞受賞
2022年 「ジャーナリスト与謝野晶子」第21回日本歌人クラブ評論賞受賞
●2023年12月2日(土) SEINAN Woman of the Year(西南ウーマン) 2023 記念式典・祝賀会
【松村由利子さん記念講演】
激動の時代を生きた与謝野晶子 ~震災・パンデミック・戦争~
●日時:2023年12月2日(土)12:00~14:00(11:30開場)
●会場:西南学院百年館(松緑館)※西南学院大学東キャンパス
●会費:3,000円(ビュッフェ形式のお食事、アルコール含む)
西南学院大学女子同窓生の社会における活動を支援するとともに、女子同窓会の活動を広く知っていただくため、顕著な業績を上げた人物を毎年選出し、顕彰しています。
西南学院大学女子同窓会(西南ゆりの会)は発足31年目の2017年、新規事業の一つとして顕著な活動をした女子同窓生を顕彰する「SEINAN Woman of the Year」(西南ウーマン)を始めました。
【事業の概要】
春~夏にかけて選考を進め7月に受賞者を決定します。ホームページや会報で受賞者の活動を紹介するとともに、10月~11月上旬に西南ゆりの会の交流を兼ねた表彰式を行います。今後の活躍を奨励するために、副賞を添えて業績を称えます。
【主催】
西南学院大学女子同窓会(西南ゆりの会)